六兵衛うどん

長崎のうどんの話のついでにもうひとつ、うどんの話。



長崎市内から、雲仙に車で行く途中にある"六兵衛茶屋"。雲仙というのは普賢岳の火砕流で有名になりましたけど、本来は温泉地として有名になるべき土地です。長崎市街から島原方面に車で2時間半くらいのところ、山道を通っていきます。学生時代は運転大好きでしたし、ゴルフ場もあるのでたまに行っていました。



長崎市から雲仙への山道の途中、突然古臭い一軒家のような店構えの、"六兵衛茶屋"があります。普通の人が見たら廃屋というか、お化け屋敷のようでまず入る気にはならない店構えです。そもそも入り口がどこかもよくわからないし、一軒家にしか見えませんから中の様子も窺い知れず、営業しているのかどうかすらわかりにくいのです。実際、自分も最初は廃屋かと思っていたんですね、

「この辺りも昔は栄えていたんだろうな〜〜」といった具合に。



けれど、何度通り過ぎても変わらずに"六兵衛うどん"のぼりが立っているんです。廃屋は廃屋のままなんですけど、のぼりは新鮮、ってことは営業中??よくよく見ると駐車場に数台車も停まっている。



「これだけ交通量の少ない山道でいつまでもつぶれることなく営業しているんだから、もしかしたらとんでもなく美味しいうどんなのかもしれない・・・」と、怖いもの見たさ半分で立ち寄ってみました。



で、看板メニューである"六兵衛うどん"を注文します。待つことしばし、六兵衛うどんの登場です。



一同「・・・・・」

友人M「黒いで・・・」

僕「黒いな」

友人K「・・・・本当にうどん頼んだ??」



今、3人が感じているのは

「不味そうだな・・・」

とかいう味に関する不安ではなくて、

「食っても大丈夫なんだろうか??」



という、[:唖然:]生命に関わる不安[:唖然:]なんですね。









矯正〜黒いうどん



なんでも江戸時代に島原を襲った大飢饉の際、非常食として六兵衛さん(庶民が姓を名乗ることを許されていない時代ですね)が考え出したそうです。そんな背景で誕生した食べ物ですから美味かったら罰当たりというものです。上等な昆布と鰹を使って出汁をとり、いくら努力したところで、所詮、江戸時代の非常食なのだから美味しいわけがありません。現代で言えば非常食の乾パンに、ちょっと上品にマーマレードでもつけた程度の話です。



原料はサツマイモ。まあ、皮ごとグチャグチャにすれば黒くなるのかな??つゆは透き通っていて、これに黒い変なのが入っている。正直食欲はわかない。麺は普通のうどん程度の太さなんだけれど、なにしろプチプチとよく千切れます。味は讃岐うどんのを想像しているとかなり甘いです。さすがサツマイモ。



まあ、あんまりお勧めするほどのものでもないとは思うけど、この六兵衛うどんを食べることの出来た人はかなりラッキーだと思う。なにしろ、場所を説明しろといわれても説明できない。「長崎市内から雲仙に向かう途中の山道のどっかにある。確か小浜温泉を越えて30分くらい。左カーブのコーナー手前付近。近くには民家も何もない」、これが精一杯の説明。



考えてみればここの従業員はどっから通勤しているのだろうか??長崎市内から車で2時間、島原市内から1時間くらいかかるから、毎日通勤するには結構大変だと思う。もしかしたら住み込みなのかもしれないけれど、それはそれで大変です。なにしろ周りには自動販売機すらありません。そもそも、夜道に電灯すらありませんからお化けが出そうで怖いと思うんです。コンビニに行くなんていったら、それこそ小旅行でしょう。きっと従業員総立ちでお見送り状態に違いないです、笑)



・・・ネットで調べてみたら島原市内には結構六兵衛うどんのお店があるようです。観光の方はこれらのお店に行っていただいたほうが無難です。僕の行った店は本当に廃屋になっている可能性もありますので。









記事の写真は以下のアドレスから引用させていただきました。僕が食べたお店もここですね。まだ営業してるんですね(笑)

http://u.tabelog.com/00018576/r/rvwdtl/152001/




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