二重価格を放置しておいて大丈夫?(株)夢の街創造委員会

 

3回に渡り続けた(株)デリズ(本社福岡市)の運営する「九州グルメ出前本」の出前関連記事。

 

1回目(疑問編)

http://garden.accueil.ne.jp/2014/01/-1400.html

2回目(検証編)

http://garden.accueil.ne.jp/2014/01/1900.html

3回目(やっぱりおかしいぞ編)

http://garden.accueil.ne.jp/2014/01/3.html

 

読んでくださっている方(いるのかな?w)はもちろんでしょうが、書く方もさすがに飽きてきました。

しかし、突っ込みどころの多い「九州グルメ出前本」。もう少し書いてみましょう。

 

一回目のブログで福岡価格と東京価格に差をつけているようで、と言及してしまいましたが間違っておりました。

 

正確には出前館(運営は夢の街創造委員会株式会社)での価格と直営店(九州グルメ出前本を運営する株式会社デリズが福岡と東京中心に15店舗を展開している)に直接注文した場合の価格に差をつけているようです。

 

出前館に出店するにあたっての条件はわかりませんが、出前館を運営する夢の街創造委員会株式会社の決算報告を見ると収入の6割を「オーダー手数料」という項目が占めていますから、出前館経由のオーダー毎に手数料を出店企業から徴収していると考えられます。


 

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手数料率はわかりませんが、例えば出前館経由でピザーラから2000円のピザを買ったとすると、注文を受けたピザーラは(株)夢の街創造委員会にオーダー手数料として100円を支払う、という感じでしょうか(後記する九州グルメ出前本の上乗せ率を考えるともっと高いかもしれません)。

 

もちろん、(株)夢の街創造委員会にとっては、リピートする際にも出前館を利用してもらわなければ利益になりません。

 

商品と一緒に届く商品パンフレットを見て直接店舗に注文されてしまったら困るはずです。

 

逆にピザーラからするとリピートする顧客には出前館経由でなく直接注文してもらったほうが手数料が発生しないので有難いともいえますが、思うに出前館を利用する顧客は出店店舗のファンというより出前館内であれこれ見てその日に食べるものを決める、といった人が多いと思いますから、普通は次に注文するときも出前館経由になることのほうが多いと思います。

 

しかし、(株)デリズ経営陣、少々あざといといいますか、リピートするときは直営店に直接注文してもらえるようにあの手この手の策を打っているのです。

 

最も露骨なのが最初に書きました「価格差」。以下に先日実際に注文した商品の価格差を表にしてみました。さらに一例としてあさりの味噌汁の価格の画像を添付しました。

 

 

出前館経由の価格

直営店価格

あさりの味噌汁

430

380

ぶんごや唐揚げ3

540

480

ご飯(普通盛)

230

200

ポテトサラダ

270

240

春巻き(2本)

430

380

合計

1900

1680

 

出前館におけるあさりの味噌汁の価格(430円)

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直営店ホームページのあさりの味噌汁の価格(380円)

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出前館経由で頼むよりも、直営店経由(電話、ホームページ)のほうが全ての商品で値付けを下げていて、合計で220円安くなるように設定しています。

 

これではリピート客は誰も出前館経由で注文しなくなってしまいますが、出前館しか利用しない客であれば価格差があることなど知りようがないことです。

 

しかし、そこは抜け目ない(株)デリズ経営陣、出前館経由で注文した顧客に、配達商品と一緒に直営店価格が記載された商品パンフレットを封入してくるのです。

 

それでなくとも他店に比べて高額でショボイ商品が届いた上に、自分が注文した価格より安い値段の記載されたパンフレットを見せつけられるのですから美味しく食べられるはずがありません。

 

「購入直後にもっと安く買えたことを知らせる」ことが客の心情を逆なでする行為以外の何物でもないことに気が付かない(株)デリズ経営陣。おかしいのは値付けだけではないようです。

 

しかも、パンフレットに堂々と(リピートする気がないのでパンフレットを破棄してしまったので正確ではないかもしれませんが)

 

「ご注文はお電話で直接いただくととってもお得です!」

 

と記載してあるのです。

 

「手数料が惜しいからリピートするなら直営店に直接注文を入れてください!」

 

と潔く書けば良いものを(株)デリズ経営陣、ちょっとやることが姑息です。

 

直営店価格ですら不自然に高額としか思えない商品価格に、中間手数料分(?)をさらに価格に上乗せする厚かましさ。

そんなに中間手数料を払いたくなければ出前館に出店しなければいいだけの話なのですが自前での集客には限度があると考えての出店であると考えます。

 

そもそもこの二重価格状態を(株)夢の街創造委員会は許容しているのでしょうか。

 

最近はあまり見かけなくなりましたが、飲食店などで「クレジットカードご利用の際は手数料として5%を申し受けます」というような表示を見かけたことがありませんか?

 

あれ、実はクレジットカード会社は認めていない行為です。クレジットカードというのは店側からすれば現金の手持ち不足による未払いを防げるなどのメリットも多いです。そのメリットを享受する分、店側はクレジットカード会社に手数料を支払うという構図です。

 

手数料率は業界によって異なるようですが飲食店は5%前後だそうですからクレジットカード手数料5%上乗せというのはクレジットカードの良い部分だけを店側が享受して、デメリットはカード利用者に負担させることになるのです。

 

ちなみに手数料を上乗せしている店舗をクレジットカード会社に通報すると、その店舗は場合によってはクレジットカード会社から契約を解除されてカード取扱ができなくなります。

 

店側がカード会社に手数料を支払いたくなければ自らクレジットカードの取り扱いを辞めて、現金商売に徹すればいいだけです。

 

「九州グルメ出前本」の二重価格もこれと似ていると思いませんか?

 

出前館という利用者の多いサイトを広告媒体のように利用し顧客を集めるけれど、2回目からは手数料が勿体ないから直営店に直接注文するように誘導する(株)デリズ経営陣の厚顔さには呆れるばかりですが、知恵を絞って編み出したこの狡猾なビジネスモデル、利益を挙げることばかりに知恵を絞ったせいか

 

肝心の商品がさほど美味しいとは思えない上に高過ぎてリピーターが現れるとは思えない

 

という致命的な欠点を併せ持っていることに顧客目線が完全に抜け落ちている(株)デリズ経営陣は果たして気が付いているのかどうか。興味深く見守りたいと思いますw

 

 

written by 埼玉県所沢市 アクイユ矯正歯科クリニック