雪が降ると交通ダイヤが乱れます。今日はある雪の日のとっても嫌な思い出。
その日は札幌市内で仕事でした。1月の札幌ですから降雪はいつものこと。夜の7時半に仕事を終えて、9時30分の札幌発羽田行きの最終便に乗るべく千歳空港に向かいます。予約はJAL便。かなりの’どか雪’でしたから内心「大丈夫かな??」と感じてはいたんですけど、やっぱりというか、空港の電光掲示板には”天候調査中”の文字。
カウンターで聞いてみると「ご利用の便はまだ着陸していません。上空待機中です」とのこと。離陸できるか否か?というならともかく、天候待ちで上空を旋回している、もしかしたら羽田に引き返すかもしれない飛行機を待ってばかりもいられません。しかも、この時間に着陸していないということは、少なくとも定刻に出発できないことは容易に想像できました。
こういう状況になれば、次善の策も考えなければなりません。翌日は静岡で仕事でしたが、午後からの仕事なので、明朝の始発便に乗れば間に合います。そこで、とにかく最悪の事態を想定して翌日の始発便を確保しようとしたら既に満席でした。やむなく、札幌→名古屋→新幹線で静岡、という迂回ルートを考えました。間に合うかどうかは微妙ですが仕方がありません。ところが・・・、やっぱり同じことを考えている人が多いのでしょう、名古屋便も満席。
困った、困ったとばかり言ってもいられないので、JALを諦めてANAのカウンターへ。幸運にも、ANAの便に空席がありました。こちらは機材はすでに着陸していて、離陸できるかどうかについて天候調査中。これならANAのほうが飛ぶ確率ははるかに高い、というより、僕が予約している上空をグルグル回ってるJALが飛ぶなら間違いなくこのANAは飛ぶわけで、正規料金を支払ってチケット購入。で・・・、当然(だと僕は思います)、JALの払い戻しをしてもらおうとJALのカウンターへ。ANAは30000円で購入、JALはバーゲンフェアかなんかで10000円。これだけでも20000円の余計な出費なんだけれど・・・・。
僕
「すいません、予約便がこのような状況なので、ANAの便で帰ることにしました。払い戻してもらえますか」
受付の女性
「まだ欠航と決まったわけではありませんから、払い戻しには応じられません」
「はあ??」[:聞き耳を立てる:][:聞き耳を立てる:][:聞き耳を立てる:]
すでに、この時点で出発の定刻を過ぎていました。しかも、未だに上空をぐるぐる旋回している状態で、着陸すらしていない飛行機を・・・「欠航と決まっていません」・・・だと??[:ぶー:][:ぶー:][:ぶー:]
僕
「あなたの言っていることはおかしいと思わない?既に出発時刻は過ぎているし、それだけでも僕は迷惑している。羽田から自宅までの交通機関だって変更しなきゃならない。機体整備とかいう理由で出発する見込みが高いならまだ我慢できる。でも、飛ぶか飛ばないかわからない、ましてや着陸すらしていない飛行機をなんで僕が待たなきゃならないの?仮に今予約したANAが飛んで、JALが飛ばなかったらどうするの?宿泊施設は用意してくれるの?」
受付の女性
「今は天候調査中ですので、欠航と決まったわけではありませんので・・・」
僕
「あなたの会社はそれでいいのかもしれない。欠航しようがなんだろうが、ホテルの面倒見てくれるわけでもない。せいぜい、空港内に寝泊りさせて、薄っぺらい毛布配るくらいでしょ。だけど、僕は明日仕事があるし、飛ぶか飛ばないかわからない飛行機なんて待っていられるわけがないでしょう?」
受付の女性
「・・・少々お待ちください・・・」
・・・で、すぐ後ろの女性とちょこちょこ話して、すぐに払い戻しOK。
ま、こんなもの。それにしてもひどいと思う。事情がどうあれ、定刻に飛ばなかった時点で払い戻しには応じるべきだと思うのです(もちろん、その便に乗るつもりなら払い戻す必要はないと思いますよ、でも、定刻どおりに飛ばないから他の移動手段を用意した人には払い戻すべきだと思います)
・・・・ちなみに、ANA便は機内で2時間待ってようやく午前0時頃離陸しました。羽田着は午前1時過ぎ。当時は羽田空港から車で15分くらいの所に住んでいましたからタクシーで帰りましたが遠方の乗客は大変だったと思います。羽田空港に泊まった人も多かったようです。