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モンスターティーチャー①

最近よく聞く“モンスターペアレント”

親御さんの気持ちも解からないでもありませんし、先生が気の毒に感じる部分も有ります。
ところで、今”モンスターペアレント”とマスコミに呼ばれている親御さんは概ね僕と同い年(僕は37歳です)前後だと思います。もしかしたら僕の世代が育ってきた教育環境というのもモンスターペアレント誕生の背景にあるのかな??
そんなことを考えて、自分の過去を振り返ってみたら”モンスターティーチャー”ってのもいるんじゃないの??と気が付きました。

僕の世代は所謂第二次ベビーブーマー世代です。僕は1970年生まれですが、3年後の1973年をピークに世代人口は減少します。しかも僕が大学生の時にバブルが弾け、就職難が始まります。つまり、僕の学年は受験だの出世云々においてはアンラッキーな世代の口火を切った先頭走者ともいえますし、「あと数年早く生まれていれば!!」というような悶々とした不満を鬱積させた世代でもあると思うのです←これがモンスターペアレントを誕生させた一因かな??

そんな僕らの世代を教育していたのは先代ベビーブーマー達です。当時の日本はそれこそ世界経済の中で”日いづる国”だったわけですから当時の日本の屋台骨とも言える彼らの世代に多少の驕りがあっても不思議ではないでしょう。
それに、彼らは彼らで戦後の貧しい幼少時代を経て今がある(もちろん、親からの受け売り的な面は多分にあると思いますけどね、子供って、自分が貧しいか貧しくないか大人ほどには解らないと思うんですよ、少なくとも子供の頃は)
という思いもあったでしょうし、彼らの親世代は”親方日の丸”の世代ですから”白米を食べる”ことで”幸せ”を感じた世代です。

米の良し悪しを”色”で判断するくらいですから
「新潟のコシヒカリは美味しいけど他の産地はどうもね」
なんて寝ぼけたこと言おうものならB29に向けていた竹槍の向きを変えて突進してきかねない世代です・・・
そんなB29に竹槍で健気に立ち向かった世代(・・・なんか・・・先日のアマゾンの先住民を思い出してしまった・・・)を親に持つ先代ベビーブーマーの先生達なのですが、中には忘れられないモンスターティーチャーが何人かいました。

続く

 

 

飯能市 秩父市 三芳町 歯列矯正