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歯科医師のヒアルロン酸によるしわ取りが急増しているというニュース

歯科医師による口唇周囲へのヒアルロン酸注入治療が増加しているというニュース
https://archive.today/yHkIu

いつかニュースになるだろうな~と思ってはいましたが。
私は手がけていませんがセミナーには参加したことがあります。1日のセミナーで半日が座学、半日が参加者同士での相互実習というセミナーです。
術式も複雑ではないですし、そもそも歯科医師は日々の臨床で頻繁に局所麻酔をしますので、注射針の扱いには慣れています。注入するのが麻酔薬かヒアルロン酸かという違いですので実習にも抵抗感のない参加者が多かったように思います。

ただ、やはり法律的にはグレーゾーンだな、、、という感覚を拭えなかったので今のところ皮膚へのヒアルロン酸注入は行っていません(歯肉への注入は行っています)。
この辺りの線引きってすごく難しい。一般的な感覚では口唇より内側が歯科医師の領域なんだと思いますが、例えば顔から転んで口唇を裂傷して上顎前歯が破折した患者さんが歯科医院に来院したときどうするのか?歯科医院では前歯だけ治療して口唇は縫えないからお医者さんに行ってください、というわけにもいかないので口唇も縫合します。裂傷が口唇周囲の皮膚に及んでいれば当然皮膚も縫合することになります。体はプラモデルのように部品で組み立てられているわけではないのでどうしても境界不明瞭な領域がでてきてしまうのです。

ヒアルロン酸注入を歯科医師が行うことの是非については私には判断のしようもありませんが患者様にとっては良い面もあります。美容外科を受診するのは躊躇する方も虫歯治療のついでなら、という気楽さというと語弊がありますが歯科医院でなければやらなかった患者様も多いようです。

ヒアルロン酸そのものは元々人体にも存在しているもので安全です。そのかわり、数年で吸収されてしまいますから数年毎に注入する必要があります。稀に発赤などのアレルギー反応を引き起こすことがあるそうですが、それはヒアルロン酸に対してではなく、ヒアルロン酸製剤に使用されている添加物に対する反応です。

written by 所沢市、狭山市、入間市 近くのアクイユ矯正歯科クリニック