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押し付けがましい歌詞は嫌い

普段は女性ヴォーカルの音楽を聴くことのほうが多いんだけど、最近、徳永英明のVOCALISTシリーズがお気に入り。
40近くもなればこの手のカヴァーCDの方が耳に馴染んでいる曲が多くてお気楽なのだ。
ところで、このシリーズの3作目、VOCALIST3の中に、どうしても好きになれない曲があるのです。
安室奈美恵のCAN YOU CELEBRATE? なんだけど、以前は安室が歌っているからだと思っていました。
でも、徳永が歌ってもやっぱり聞くに堪えない・・・。
「おかしい・・・」
と感じて同じVOKALIST3の他の曲を聴いていてようやくその理由が分かりました。

CAN YOU CELEBRATE?は歌詞が押し付けがましい、そういう言い方が不適切だというなら、曲を聞いている間に無理やり頭を回転させられる歌詞、と言えば良いのかな?

CAN YOU CELEBRATE?
作詞・作曲:小室哲哉

Can you celebrate? Can you kiss me tonight?
We will love long long time
永遠ていう言葉なんて 知らなかったよね
二人きりだね 今夜からは少し照れるよね
Lalala・・・
永く・・・ 永く・・・ いつも見守っていてくれる誰かを
探して見つけて 失ってまた探して
遠かった怖かったでも 時に素晴らしい
夜もあった 笑顔もあった
どうしようもない 風に吹かれて
生きてる今 これでもまだ 悪くはないよね

どこが押し付けがましく感じるかと言うと「よね」で終わるから。「よね」ってのは「よね?」であって、相手に同意を求める文末だ。だから聞いていて気持ちが悪いのだ。見ず知らずの人の歌を聴いているのにいちいち「だよね?」「そうだよね?」と聞かれているのだ。気分が悪くなって当たり前だ。
聞いていて心地よい曲と言うのは大抵、1つ、あるいは2つの耳障りの良いフレーズを軸に歌詞を構成していることが多い。流れるようなメロディーと美しいショートフレーズが大事だと思う。
同じVOCALIST3の中で言えば柴咲コウの”月のしずく”
もっともこれは綺麗なフレーズを詰め込みすぎで、よくよく聞いてもイマイチ意味が分からないし、ちょっと反則気味(笑)。好きだけど。

月のしずく
作詞:Satomi 作曲:松本良喜

言(コト)ノ葉は 月のしずくの恋文(シラベ)
哀しみは 泡沫(ウタカタ)の夢幻(ムゲン)

匂艶(ニジイロ)は 愛をささやく吐息
戦(イクサ)災(ワザワ)う声は 蝉時雨(セミシグレ)の風

時間の果てで 冷めゆく愛の温度(ヌクモリ)
過ぎし儚(ハカナ)き 想い出を照らしてゆく

「逢いたい…」と思う気持ちは
そっと、今 願いになる
哀しみを 月のしずくが
今日もまた濡らしてゆく

下弦の月が 浮かぶ
鏡のような水面(ミナモ)

〜〜〜END〜〜〜
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