安倍前首相に続き福田首相もあっさりと辞めてしまうそうです。政治に特段の興味があるわけではありませんが、それにしても酷いですね。
そもそも日本みたいに戦争を憲法で禁止している国の政治家の仕事は一言でいうなら「所得の再配分」です。
戦国時代を例に挙げるまでもなく、政治家というのは本来、権力欲が人一倍旺盛な人種だと思うんですよね。
「国益」とか「国民の安全」とかいうのは後から取ってつけたような屁理屈みたいなもので、日頃の政治家の汚職を見ていても大抵の政治家はそんなものでしょう。
政治家の汚職は「政治家が先か、汚職が先か」というレベルの話で、生身の人間が政治を司る限り、非難したところで未来永劫変わりっこないというのが僕の考えなのですが、どうしてもこういう政治は許せないというなら自ら政治家になる道も閉ざされているわけではありません(ただ、多くの場合ミイラ取りがミイラになって終わるだけだと思ってますけど・・・)。
アメリカなどはまさに「国民の安全」という大義名分で戦争を吹っかけてしまいましたが、本当のところはブッシュが石油資本家ですから自身の利益目的という部分が相当に大きいというのが大方の見方です。
政治家を野放しにすればこうなるのが世界標準だと思います。そうでなければ人類が誕生して200万年を経てもなお戦争が無くならない理由が説明できません。
諸外国に比べて、日本の場合は憲法上の制約もあり政治家がやれることがあまり有りません。国民にとっては安全でとても良い憲法でも、政治家にとっては権力欲が満たされない、両手を縛られたような憲法に感じるのかもしれません。
さて、今回の総裁選は候補者が目白押しです。ただ、肝心の目玉になりそうな候補者は・・・いるのかな??
候補者の寸評(独断と偏見です。政治家の肩書きは沢山ありすぎて書ききれないから敬称略)
1940年生、67歳。家系図には大久保利通、吉田茂元首相、鈴木善幸元首相など錚々たる面子が揃っている。無名の人物を探すほうが難しいくらいで、クジ引きに例えれば“当家に外れクジなどありませぬ“といった趣。
元クレー射撃のオリンピック代表選手。それも凄いけど、1968年8月に麻生産業に入社して同年11月には麻生産業取締役に就任していることも特筆すべきでしょう。一族企業とはいえ、何人の社員を飛び越したんでしょうか??
これで棒高跳びの代表選手ならオチとしては最高だったんですけど、鉄砲玉でお遊びになられていたとはさすがに名門一族です。庶民が馬跳びで遊んでいた時代に、若殿が鷹狩りに興じていたような話です。今も昔もたいして変わっておりません。
現在の役職で目立つのは「日韓トンネル研究会九州支部顧問」でしょうか。なんの研究会だかイマイチ良くわかりませんが政治資金をトンネル使って横流し・・・、もとい、麻生産業はセメント会社ですからその関連ですね、たぶん。
* 日韓をトンネルで結ぼうという、真面目な研究会だそうです。失礼しました。「日韓、トンネル研究会」ではなくて「日韓トンネル、研究会」というのが正しい読み方ですね。
(総裁選に間に合えば・・・、続く)