新所沢駅徒歩2分位のところにある中華そば(ラーメン、以降紛らわしいのでラーメン)屋さん。営業は19時30分~22時。かといって飲み屋ではなくラーメン屋。ちょっと変わっている。
実はこの店、昼間は鈴木庄兵衛商店というお蕎麦屋さんでもあるのです。元々は蕎麦屋からスタートして半年くらい前から夜間だけラーメン屋も始めたみたい。店主は同じ。店内には二毛作始めました、って張り紙がありました。
最初に伺ったのはもう2年くらいも前になるでしょうか、鈴木庄兵衛商店さんの方。蕎麦をラー油入りのつけ汁で食べるという、ちょっと流行り(?)な食べ方なんだけど、自分には蕎麦+ラー油の組み合わせが全く合わない。全然ダメ。
基本蕎麦好きな自分が蕎麦を完食できなかったのはおそらく初めての経験じゃなかったかと思います。それくらい蕎麦とラー油の組み合わせは衝撃的に不味かった。
所沢には椿屋や本むら庵などの美味しいお蕎麦屋さんがありますからそっち行けばいいし、その後は一度も行きませんでした。
ところが数か月前に再度訪問することになったのです。
Iphoneにラーメンマップというアプリがありまして、新所沢周辺のラーメン店を探していたときのこと。
ここ8年、昼飯はほとんど新所沢駅周辺での外食ですから大抵の店は行ったことがあるのですが、聞いたことのないお店を発見。「こんなところにラーメン屋なんてあったかな??そういえば、くそ不味い蕎麦屋のあったところじゃないか??さては潰れたか?無理もない、あんな蕎麦だしてりゃさもありなん」なんて思って食べログ見たら、なんと同じ店主の店じゃないですか。
食べログの写真見る限りラーメンの方はそれなりに美味しそうに見える。しかし、何しろあんな蕎麦を食わせる店だから油断ならんな。なんて思いながら、ちょっと気になりまして、怖いもの食いたさ半分、期待半分、仕事帰りに寄ってみたのです。
今は塩煮干そば、醤油煮干そばがありますが、当時は塩煮干だけ。
食べログから写真を失敬しまして、デフォルトはこんな感じ
シンプルな塩ラーメンにチャーシュー、メンマ、煮卵と玉ねぎ。
「不味くはないな、普通以上。10点満点だと6点か7点。塩ラーメンというメニュー自体が希少だし。ただ、なんか足りないんだよな、、、なんだろう、、、スープにパンチがないというか、、、」
これが第一印象。スープは美味しい。麺も細め硬め(どっちかっていうと博多ラーメン寄り)で好みに合っている。でも何か物足りない。そんな感じでした。
頭の中で味を再構成(っつうほど大層なもんじゃないですがw)し、今では自分の定番となったのが
「塩煮干しのかけ」+「煮卵」
美味いじゃないですか!
そう、チャーシューとメンマ(の味付け)が邪魔をして、シンプルなスープに全く合っていなかったのです。足りなかったのではなく、具の濃厚さがシンプルなスープの良さを消していたと気が付きました。
店主も本音ではそこのところをわかっているから「塩煮干しのかけ」なんてメニューがあるのではないか。他のラーメン屋で「ラーメンの具無」なんてメニューはありませんからね。ひょっとすると、昼間の蕎麦もラー油を抜けば美味しい、、、のかもしれません。
あー、あと海苔のトッピング(100円)も合うと思いますが、おそらく全形1枚を12等分しているのではないか。あまりに多すぎです。ラーメンを食べているのか、中華麺の海苔巻を食べているのかわからなくなります。半分、あるいは1/3でいいですね。
それと皿出しが遅い。他に1人も客いなくてもやっぱり遅い。鰻屋に来たんだっけ?と思うくらい遅い。下手したら客がいない時間帯は節約のため茹で鍋の火を消しているんじゃないかと疑いたくなるくらいです(そんなことはないでしょうけど)。
なんてぶつぶつ言いながら、、、最近はしっかりリピーターになってしまっているという、、、
written by 埼玉県所沢市 アクイユ矯正歯科クリニック