いや、長かった、、、。通勤中に読むのですが一か月近くかかったのではないでしょうか。
戦国時代に瀬戸内海で活躍した村上水軍を中心とした小説です。同じ著者の「のぼうの城」が面白かったので手に取ってみました。
上下巻で実に1000ページ近い大作です。ジャンルは時代小説ってことなんでしょうけどあんまり関係ないですね。なにしろ主人公がいちおう実在の人物のようですが、記録にはほとんど残っておらず、筆者の創造上の人物といってよいでしょう。史実にある合戦に創造した人物が縦横無尽に活躍します。上巻は破格に面白いエンターテイメント。
また、関西弁が頻繁に出てくるもの時代考証的にはどうなのかな?とは思いつつもなかなか面白い。ただ、下巻になると戦闘シーンが多くなり、しかもかなり凄惨な記述。ちょっと辟易してしまう感があり。ぐろいシーンが苦手な人にはちょっと厳しいかも。歴史好きで海賊に興味をお持ちの方にはお勧めしたいと思います。