http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140128-00000097-mai-bus_all
忘れたころにやってくる食品問題。もう、キリがないとしかいえません。
ニュースの最後にある
“主婦連合会の佐野真理子事務局長は「実際に何を食べているのかを知りたい。違う名前でメニューに表記するのはおかしい」と主張。違反行為に対する課徴金制度の導入など規制強化も求めている“
というコメントもお約束。最初読んだときは小学生のコメントかと思うほどのストレートさに唖然としました。主婦って、一括りにするにはあまりに幅広い概念だと思うのですが、水戸黄門の印籠みたいな感じで紹介されますね。
このニュースに関しても言ってることは正論ですが、言ったところで何も変わらない(今まで変わってきていない。ほとぼりが冷めればどうせまた同じことが繰り返されるに決まっている)のですから別の方策を考えるべきでしょう。
例えば次のように、極端に簡潔にしてしまうのはどうでしょうか。法律で商品表示を極端に制限してしまうのです。
「魚介類に関する表示は以下の3種類とする。
《赤身系》《白身系》《その他(イカ、タコ、エビなど)》
これを見た目で判断できなければ消費者の責任でしょうから誰も文句は言えないでしょう。消費者はその味覚を問われます。生産者は正に品質勝負です。ただ、経済的には高額品が存在しにくくなりデフレ要因になるかもしれません。
これでは専門知識のない消費者は選択できないというのなら、いっそのこと情報を徹底してみるのはどうでしょう。商品ラベルに以下のように記載します。
毛ガニ
《本商品は毛ガニです。エビ目カニ下目クリガニ科に分類されるカニの1種。北西太平洋の沿岸域に広く分布する。別名はオオクリガニ(大栗蟹)。この毛ガニは平成26年2月6日早朝、底引き網漁で捕獲されました。捕獲の際、網に引っ掛かったため足が一本切り落とされましたが品質に問題ありません。捕獲後、漁港にてタコ糸で縛り浜茹でされました。蟹の甲羅をよくよく観察すると寄生虫が付いていることがありますがこれは自然なことであり、安全性に問題ありません。また、その寄生虫を顕微鏡で観察すると足が20本くらいあったりしますが、これもまた自然なことであり安全性に問題ありません。》
まあ、どこまで情報開示してほしいかなんて人によってまちまちなので落としどころなんて見つかりっこないと思います。
私は味がよくわからないので、下手にブランド化されるより牛、豚、鳥くらいの表示の方がありがたいです。ブランド化されればされるほど高価になるだけですから。
何を食べているか正確に知ろうと思えば思うほどブランド品の商品価値は上がり、それに便乗しようとする輩も増えて偽装はなくならない。むしろ、騙されようがないくらい簡易な表示にしてしまった方がスッキリするし全体的には安くなる、と私は思います。