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歯を削る機器の滅菌率

遅いくらいじゃないでしょうかこのニュース
http://archive.today/cuw4k

『歯を削る医療機器を滅菌せず使い回している歯科医療機関が約7割に上る可能性のあることが、国立感染症研究所などの研究班の調査でわかった。』

ということなのですが、こんなの歯科医療関係者なら誰でも知っていることです。滅菌したほうが良いことは誰でが分かっていますが中々普及しないのはコストの問題。
歯を削る機器(以下タービンといいます)を患者様毎に滅菌しようとするとコストがかかります。滅菌中は使えないので新たに数十本単位でタービンを新規購入しなければなりませんし、滅菌自体がタービンに負担をかけるので頻繁に故障するようになり修繕コストが増加します。
また、滅菌作業が増えるので新たに人件費が永続的にかかります。そんなこんなでタービンを患者様毎に滅菌する歯科医院は少数派なのです。
むしろ、3割って結構多いんじゃないでしょうか??アンケート方法が分からないですけど、自己申告に過ぎないなら実際にはもっと少ないはずですし、私の実感としては3割もないだろうな、と思います。

もちろん、こんなこと書くくらいですから当院は滅菌してますが、、本来ならこんなニュースがでてしまうのは歯科医療業界として恥ずかしいことなんですけどね、、、
歯科用ハンドピースの滅菌について
アクイユ矯正歯科クリニックの衛生管理

written by 埼玉県所沢市 アクイユ矯正歯科クリニック