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ナウル共和国が軍隊なんか持てるわけない

NHK経営委員になってからやたらと物議を醸す発言の多い作家の百田尚樹氏。「海賊とよばれた男」は面白かったけど、「永遠の0」は坂井三郎氏の「大空のサムライ」をパクッっただけの薄っぺらな小説。なんであんなのが映画化されたのか意味が分からない。「影法師」にしてもいつかどこかで読んだような、、、と思ったら、そう、葉室麟の「銀漢の賦」にそっくり。

モデル小説(?)の存在を知らなければそれなりに面白い小説を書いていると思いますけど、な~んか腑に落ちないんですよね~。もしかしたら時代小説なんてたいてい似たような設定、背景にならざるを得ないのかもしれませんけど、百田氏の小説はことさら「デジャブ感」が強いように感じてしまうのです。

前置きはともかく今回の発言。
http://archive.today/FKAjW

NHK経営委員で作家の百田尚樹氏は24日、岐阜市で開かれた自民党岐阜県連の定期大会で講演し、「軍隊は家に例えると防犯用の鍵で、(軍隊を持つことは)しっかり鍵を付けようということ」と主張した。百田氏はその上で、軍隊を持たない南太平洋の島国バヌアツやナウルの国名を挙げ、「家に例えると貧乏長屋で、泥棒も入らない」と両国をやゆする発言をした。特定の外国をさげすむような発言として受け取られ、今後、問題視される可能性がある。

ということです。ナウル共和国というのはアホウドリの糞が堆積してできた太平洋に浮かぶ面積21㎢の小さな島国。人口は約1万人。バヌアツ共和国も同じく太平洋に浮かぶ島国ですが面積は結構広くて12200㎢、人口約24万人。四国の面積が18000㎢なのでその2/3位の広さです。ちなみに所沢市は面積72㎢、人口約34万人。

ナウル共和国やバヌアツ共和国が軍隊を持とうなんて所沢市が独自の軍隊を持つより遥かに困難、というより現実的に不可能なことは明らかなのに。ジョークなんでしょうけど、小説と同じで底が見えてしまってつまらないんだよな~。

written by 埼玉県所沢市 入間市 東村山市近くの歯列矯正 アクイユ矯正歯科クリニック