少し前のことなのですが、居酒屋っぽいイタリアンに行ったときの話。
夜8時過ぎにどこかでご飯を食べようということで、以前行ったときにガラガラだったけどそこそこ美味しかったと記憶しているイタリアンに入店15分前に電話。店員さんが店長に確認していたのでしょうか、間をおいてから「お席をご用意できます」との返事。
あれ?もしかして満席に近かったのかな?あの店も混むときあるんだ、、、なんて思いながら向かいました。
入店すると25程度の座席数に対して客の入りは7割程度。盛況ですが、座席は空いており、店長に確認するほどのことではないではないかと思ったのですが、厨房を見て理由を悟りました。
我々含めて客数が17,8人。対して厨房内はシェフ1人で切り盛りしている。他に若い女性スタッフが1名と、シェフの親族(母親か?)らしき女性が1名いるものの厨房には入らない。
つまり、17,8人分の料理をたった1人で作っているんです。しかもこの店、コースはなく客はすべてアラカルトで注文するのですからシェフのキャパシティーぎりぎりだったのでしょう。
まずお通しが出てくるのに10分くらい待たされましたから、これは続く料理の提供時間も長いと覚悟しました。注文をとるスタッフも「本日はお料理の注文が大変込み合っておりますのでご注文はお早めにお願いします」とのこと。
こう言われては最初にほぼすべての料理を注文するよりない。前菜数種にパスタ、魚料理、肉料理と適当に(しかも、後から注文するとどのくらい待たされるかわからなかったので多目に)注文したのです。
もっとも、その後に入店してくるお客はおらず、心配していたほど提供時間が遅かったわけではなかったのですが最初に見切り発車で注文してしまったからやはりボリュームが多い。
最後の肉料理の付け合せのほうれん草のソテー、それにアヒージョ(イタリアンメインですが居酒屋っぽい店ですからスペインもあったり色々なんです)を半分くらい残して完食を断念しました。
ところが、それを見たシェフの母親らしきスタッフが「ほうれん草ちゃんと食べなさい。あんまり綺麗じゃないよ。」と言うのです。
普通の店なら客が料理を残した場合、何も言わないか、せいぜい「お口に合いませんでしたでしょうか?」と聞くと思うのです。それを、残した理由も聞かずに残さず食えとは恐れ入りました。
そもそも完食できなかった理由は、状況的に最初に全部注文せざるをえなかったこと、アヒージョはイマイチ美味しくなかったこと、ほうれん草のソテーは満腹だったのもありますが、最後に続いた魚料理、肉料理の皿、どちらも山盛りのほうれん草ソテーが添えられており飽きてしまったことが原因。全部食べろというのなら、せめて魚と肉の皿の付け合せを違うものにしてくれと言いたい。牛じゃないんだから同じ草ばかり食えるか!
息子の作った料理を残されるのが嫌なのは理解できますが、私が注文したのは魚と肉料理であってほうれん草のソテーが付いてくるとメニューに書いていないのですから。ほうれん草が苦手な人だっているはずです。
全体的に美味しくコスパもいい店なのですが、あの「おかん」がいるかと思うと再び行く気になれません、、、
written by 所沢市 飯能市 秩父市近くのアクイユ矯正歯科クリニック