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プロ野球人気も地に堕ちた、、、

オールスターファン投票でセリーグは11人中広島から8人、パリーグは12人中オリックスから5人選ばれたというニュース
https://archive.today/33zsj

もはやプロ野球人気も地に堕ちたということなのか。不人気球団、広島カープやオリックスの組織票だけで8人も選出させてしまえるという事実。一昔前は組織票といえばヤクルトスワローズの専売特許だったはず。ヤクルトおばさん・おねぇさんの人海戦術でヤクルトの選手をオールスターへ送り込んでいたものですが、飲料の宅配事業が風前の灯となった現在、かつてのような組織力を発揮するのは難しいのか。

女性ファンが多ければ4試合連続160kmを記録した大谷翔平選手は確実に選ばれることでしょう。西勇輝投手の成績は素晴らしいですし、玄人好みではありますが大谷選手に比べれば華がない。華がある選手がいるのに上手く売り出せていないということか。

日本のプロ野球人気が凋落した最大の原因はおよそ20年前、1993年に導入されたFA制度だと未だに思っている。アメリカ人のようにドライに割り切れない日本人にとって、去年までライバル球団にいた4番打者が今年から贔屓の球団の4番打者になりましたと言われても素直に応援できないのではないか。受け入れる側のファンですらこうだとしたら、4番打者を引き抜かれた球団のファンはさらに興味をなくすのは当然のこと。

そう、私こそがそういう感情を最も強く抱いた巨人ファンの一人であったのです。巨人の4番はドラフトで公平に引き当てた原だから価値があったので、チャンスに弱いとかそんなことはどうでもいいのです。平等なルールによる持ち駒で遣り繰りするから応援のしがいがあるのであって、落合(中日)、清原(西武)、広沢(ヤクルト)と立て続けに他球団の4番を引き抜いて連れてきても「強くて当たり前」のレッテルを貼られてしまって勝ったところで素直に喜べない。こんな感情を抱いた巨人ファンや、引き抜かれた球団のファンが徐々にプロ野球を見なくなったのでしょう。加えて1995年に近鉄からドジャースに移籍した野茂英雄投手以降、日本人の有力選手が次々にメジャーに移籍してしまい魅力的なプロ野球選手が少なくなったことも追い打ちをかけたことは間違いないと思います。

私が巨人ファンになったきっかけは父親が巨人ファンであったことによります。TVはもちろん、風呂に入っているときですらラジオで巨人戦を聞いているような父親でしたから私はプロ野球といえば巨人しか知らない。巨人ファンになるべくしてなったということです。そして、当時子供だった私世代が現在、父親世代になっているのですが、私の父親のように巨人愛を子供に伝えていることはないでしょう。
読売が20年前に、目先の利益に走った結果導入したFA制度。昨今、プロ野球の地盤沈下がさかんに叫ばれておりますが、私に言わせれば

20年前のナベツネの失策が本格的に具現化するのはむしろこれから先の10年だ!!

ということです。過去20年に渡り、私が父親から受けたような親から子へのプロ野球愛の継承は極めて希薄であったはず。だとすればこれからの10年で日本プロ野球人気はどうにもならないくらい凋落することでしょう。もはや逃れる術はない気がします。

 

written by 所沢市、狭山市、入間市 近くの歯列矯正専門医院 アクイユ矯正歯科クリニック