季節柄だろうか、冷奴が美味しい。豆腐はなんでもいいけれど、ミョウガ、小ネギを散らして弓削田の吟醸純生醤油。弓削田醤油は10数年前にイオンで買ってからハマってしまった。今は近くにイオンがないので直接配送してもらっている。
子供の頃は豆腐が嫌いだった。夏休みは母の実家、鹿児島県枕崎近くの田舎町で生活していた。その食卓にしょっちゅう出てきたのがゴーヤチャンプルー。豆腐が嫌いなうえにゴーヤはもっと嫌い。だからゴーヤチャンプルーは恐怖の料理。当時は”にがうり”と呼んでいたけれど。
子供の目にゴーヤは胡瓜の化け物に映る。同じ胡瓜の化け物でもヘチマはたわしにできたり遊べたけれどゴーヤは遊べない。とにかく食えない奴だった。けれど、今では豆腐もゴーヤも好物。だからゴーヤーチャンプルーに至っては大好物。、
つくづく味覚は変化するものだな、と思う。小学生の頃、父親が美味しそうにビールを飲んでいるのでちょっと舐めてみたときの不味さ。あれも今では好んで飲んでいる自分がいたり。
大人になっても味覚は変わる。最近では「わさび漬け」。10年前迄はダメだった。静岡辺りで駅弁を買うと決まって田丸屋のわさび漬けの小さいカップが付いてきたのだけれど、臭いをかいだだけでもうアウト。だれがこんなつまらん食い物を作りだしたのか、静岡人はよーわからんと思っていた。
それさえも今ではわざわざ取り寄せたりする。数の子入りなんて酒のツマミに最高だし、茎の佃煮だって美味い。冷しトマトにわさびドレッシングなんてそれだけでちょっと幸せな気分になれる。
冷奴、ゴーヤ、ビール、冷やしトマト、食べ物が夏向きです。今日、外で昼食をとっていた私はすごいにわか雨にずぶ濡れでした。暑い日が続きそうです。ご自愛くださいませ。
written by 所沢市、東久留米市、飯能市 近くのアクイユ矯正歯科クリニック