喫茶店で読んだ産経新聞の記事。
今夏の高校野球のプレーに対して苦言を呈し、それを国家の外交問題に結び付けて論じるているのも無茶振り過ぎてお粗末に過ぎますけど、それはともかくとして。
プロが「エエかっこしい」で片手捕りをするわけがないではないか。プロは生活がかかっているのだ、高校球児とは違う。己の生活を賭けて最も効率的なプレーを選択するに決まっている。だから片手捕りはそれを無理なくできるレベルの選手にとってはBESTな捕球方法なのだ。
元巨人投手の桑田真澄氏も「片手捕りで十分」と言っている
https://archive.is/eB59L
要するに、両手で捕るのは「守備範囲が狭まる」し、「捕球後の送球も遅くなる」ということだ。当たり前っちゃあ当たり前ですけど。リスクを過大評価し過ぎて両手捕りという発想が生まれるのだろうけど、甲子園に出場できるような球児は高校生の中でもトップクラスのエリートなんですからリスクを過大評価することこそリスクになるのです。
体の正面で両手で捕らなきゃいけないのは(おそらく)下手糞であったであろうこの筆者であって、甲子園に出場するような野球エリートには関係のない話。己のレベルを基準に野球エリートを論じているところがそもそもおかしいと言えばおかしい。指導なり助言なりは上手い人が下手な人にするものだけれど、この人は逆転している(しかもそれに気が付いていないのが痛い)。
「老生が野球少年だったころ、外野手は必ずボールを体の正面で止めるのが鉄則」
まあ、そうでしょうね。私も小学校2年生の時に野球チームに入った時そう教わりました。だけどこれって「下手な奴にはこれがBEST」な指導法だと思うんです。グローブで捕れないなら体で止めろってことです。
個人の能力の違いも、時代による指導法(基準)の違いも斟酌しない人が外交だの国防だのを新聞1面で論じているんだから、、、頭が痛くなってきた、、、、
written by 所沢市、東村山市、清瀬市 近くのアクイユ矯正歯科クリニック