釣り好き。下手だけど。釣りって地味～なスポーツ、いや、スポーツのカテゴリーにすら含めてもらえてないな、地味～な娯楽と考えている方（特に女性）が多いですけど、周囲を見渡してみても釣りが上手な人は運動神経が良い人ばかりです。経験で補える余白が大きい側面はありますから乗馬なんかと似ているのかもしれませんが、かといって私のようなヘタッピが上手くなれるものでもないんですね。
患者さんでバスプロ（ブラックバス釣りをトーナメントの賞金や釣り具メーカーのスポンサードによる収入で生業としているプロフェッショナル、の略）の方がいますが彼も高校時代は野球部だったそうです（もちろん、強豪の部類に入る野球部ね）。で、その人の映像をyoutubeなんかで見てみても「やっぱこの人上手いわ～」って思うんです。狙った場所にキッチリとルアーを投げ込む、、、（私にはできませんから）。で、当たり前のように釣る、、、、（私のルアーは魚のいないところに放られているので釣れません）。
と、下手なんですが、釣りを止められない理由、それは下手でも誰にも迷惑をかけないから。野球とかサッカーとか、団体競技ってヘタッピは続けられないんです。続けてもいいんですけど、やはりそれなりの精神力が必要なのですよ、団体競技って。もっとも大学時代は野球部でした。根性逞しくないですけど続きました。なぜかと言うと、そもそも論として部員が足りない野球部だったから。長崎大学の歯学部は1学年60人。男子は40人前後で、そのうち野球部に入部するのはせいぜい2人か3人なんです。で、途中で1人くらい辞めるんで残りは平均2人ですかね。歯学部6年といっても最後の１年は引退するので正味５年間です。部員１０人、野球は９人いないとできません。だいたい、秋になって５年生が引退すると部員が８人とかになるんです。試合にならないからラグビー部あたりから屈強な男子を助っ人として借り出して試合に出場してもらいます。もちろん即４番バッターです。もはやどっちが主役なんだかわけわかんないカオスな秋の野球部なんです。そんな弱小野球部でしたが、まあ弱小は弱小なりの楽しみってものもありまして。オールデンタルっていう歯学部の体育大会があるんですけど１年生から４年生まではずっと１回戦負け。最後の５年生のときにようやく初戦を勝てました。あれは嬉しかったな。同期でエースの第一声が「おい、勝ったぞ能村！」でしたから。エースが勝利に驚いてどうすんだっていう。結局勝ったのはあの一回だけでしたけどね。
さて、釣り。大学時代からちょこちょこやってました。なにしろ長崎は海に囲まれていますから釣りをするには良い環境です。投げ釣りのキスからゴムボートに乗ってのカサゴ釣り、防波堤での太刀魚釣りとか。今思えば本当によく釣れました。坊主（釣果０ってことです）なんて考えたこともなかったし、キスも太刀魚も釣れるときは１日３０尾は釣れましたから。東京で就職した後もそのノリで数回釣りに行ったのですが、全く釣れずつまらなくなってやめていました。
再開のきっかけは大学の後輩から釣り堀に誘われたこと。最初は「釣り堀～～？？興味ないな～」とか思ったんですけどやってみると案外面白い。目の前にウジャウジャ気持ち悪いくらい魚がいるのに投げたルアーには見向きもしない。で、嵌ってしまったｗ
ということで、先日社員旅行で沖縄に行った折も釣りをすることに。海で釣りをしたかったのですが生憎の強風で穏やかなマングローブでの釣りになりましたがこれが面白かった。
餌釣りなら入れ食いなんでしょうけど、ルアーなんで思ったほど釣れませんでしたが釣り堀の魚と違ってサイズは小さくても意外と引きますし。ただ、マングローブは滅茶苦茶難しいです。マングローブの根の際辺りがポイントなのでそこにルアーを投げ込まないといけないんですけど、私のようなヘタッピはその根っこにルアーを引っかけてしまうのです。
引っかけると上の写真のようにルアーを回収しに行かなきゃならないので結構シンドイ。う～ん、バスプロのG君と一緒に行って教えてもらいたいな～なんて真剣に考えてしまいます。
ちなみに上の写真で釣ったのはマングローブジャック（ゴマフエダイ）。私、食べることのできる魚の情報は主にこちらのサイトを利用していまして（http://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%B4%E3%83%9E%E3%83%95%E3%82%A8%E3%83%80%E3%82%A4）それによるとお味は「究極の美味」となっております。
この日の夜、居酒屋に行ったらたまたまゴマフエダイの煮付けがメニューにあったので食べたのですが、確かに美味しかったです。
written by 所沢、狭山、入間 近くのアクイユ矯正歯科クリニック