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沖縄の子供の貧困率

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所沢のアクイユ矯正歯科クリニックです。「貧困」には「絶対的貧困」と「相対的貧困」があります。一般にイメージする貧困は絶対的貧困のほうで、「当該国や地域で生活していくための必要最低限の収入が得られない者」という定義ですがこちらは日本国内ではあまり一般的ではないでしょう。記事中の貧困とは後者のほうで、等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人員の平方根で割って調整した所得)の中央値の半分に満たない世帯員」だそうです。「世帯年収が平均年収の半分に満たない世帯員」と理解すれば概ね間違いではないのかな?で、子供の貧困率というのは全子供のうち、貧困世帯に属する子供の割合だそうです。それが全国平均で16.3%なのが沖縄では29.9%(貧困率は34.8%)と非常に高い数値になっている。なかなか難しい問題。

ちなみに貧困率がもっとも低いのは意外にも富山県で11.2%。北陸は福井11.4%、石川15.4%とどこも全国平均より低い、なんでだろ?東京は16.8%で全国平均18.3%より僅かに低い程度で平均的といって良いと思う。相対的貧困は、格差が広がれば増える(例えは下手ですが戦国時代みたいに大名に富が集中する場合。仮に大名世帯の年収が1億円で家老の年収が1000万円、他の98世帯が100万円だとすると平均年収は208万円となるので貧困率は概算で98%になります)。そういう意味では日本もアメリカ的な格差社会に近づいてきているのは確かなのでしょう。もっともアメリカは平均所得が概ね右肩上がりなのに日本は横ばいか、むしろ右肩下がりですから日本の場合は「パイの大きさは変わらないけど、上位層の独占比率が高まった」結果なのでパイの大きさが大きくなっているアメリカとは全然違いますが。

さて、沖縄。これ、気質の問題もあると思いますよ。都内のタクシーの運転手さんは景気が良いの悪いのといった話をよくします。聞いてもいないのに。「最近この道空いてるよ~、以前はこんなことなかったよ。今は若い人が車を持たなくなったでしょう~、皆電車でさ~」とか。

沖縄のタクシー運転手は違います。「昨日ね、息子が釣りに行ってこんな大きい魚釣ったんだって、メール送ってきたのさ、見て見て!」と、運転中にもかかわらずガラケーをいじってご自慢の息子さんの釣果を見せつけてきます。まあ、これから釣りをするという話はしましたが息子の釣果の自慢話は必要ないし、まして釣った魚とご満悦な表情の息子の写真を見せられたところでこっちはこっちで狙っている獲物も違うし何の参考にもならない。

ある運転手は唐突と沖縄地方の方言の話をはじめる。「沖縄本島では**、宮古では**、石垣では**。これが与那国に行くとまた違って**」とか。本土でいえば「青森では**、岩手では**、山形では**」とかいう話ですな。面白かったですけど。
で、その運転手さんに「そういえば沖縄のホテルの従業員の人は方言でませんよね。県外の人が多い気もしますし、なんで地元の人はホテルで働かないのですか?」って聞いてみたのです。そうしたら「地元の人は無理さね~、ホテルは土日も働かなならんでしょう?土日は子供の運動会とかあるし、それは無理さね~、就職してもすぐ辞めてしまうね~」と言っとりました。タクシーの運転手さんに言われてもって話ですけど。

物価も違いますし幸福の尺度を収入だけで評価してもしょうがないとは思いますが、こうやって記事を読むと親はともかく子供にとっては大問題ですね、、、