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ホワイトワイヤー

ホワイトワイヤー?

ホワイトワイヤー?を書いてから随分間が空いてしまいました。ワイヤーの写真を撮ってからUPするつもりだったのですが、それ以前に書く文章を忘れてしまいそうなのでとりあえず文章だけUPしておきます(撮影次第、写真をUPします)

さて、今現在、日本には合計で3社から3種類の”白い”と銘打ったワイヤーが販売されています。古株はオーティカ社のもので、これは前回書いたとおり白いコーティングが剥離してしまいます。

2つ目はサンキン社のもので昨年の9月に販売を開始しましたが、これまた剥離するとの使用報告が相次ぎ、あえなく販売中止となりました。私も使ってみましたが見事に剥離しました。しかも先発のオーティカ社製以上に、笑)(S社は現在、改良中だそうです)
*2008年2月に再販売されました。なんでも「コーティングを2倍の厚みにしてみました」って担当の方が言ってましたけど・・・2倍だろうが3倍だろうが剥離するときはまとめて剥離するんであんまり効果なしかな、笑)

3つ目も昨年の9月発売開始。トミー社製でこちらは剥離しません。ロジウムコーティングで製品名もずばりホワイトワイヤー(ホワイトワイヤーという名称はクリニックのホームページで2年前から使っています。こんなことなら商標登録しとけば良かった、笑)。ところが、このトミー社製のホワイトワイヤー、ホワイトとは名ばかりで全然白くない、笑)
一応白っぽいんですけどね、アルミ缶のつや消し部分・・・が一番似ているかな・・・。

そんなこんなで、白いワイヤーというのはどれも”帯に短し襷に長し”
使うとしたらやっぱりオーティカ社製なのかな・・・。剥離も比較的少ないし、特に前歯のあたりはあまり剥離しないから総合的にみて優れてますから。

なかなか難しいものです
狭山 入間 東村山 歯科矯正

ホワイトワイヤー?

続きです

さて、ブラケットの素材の話は前回お話しましたが、ワイヤーはどうでしょうか?
矯正用のワイヤーに求められる機能のうち、最も重要なものは弾性力です。しかもこれを限られた大きさで発揮できなければ意味がありません。
携帯電話のストラップにプラスチックのバネのようなものが使われていることがあります。けれど、携帯電話の内部や、パソコン内部にプラスチック製のバネが使われることはありません。これはプラスチックという素材が弾性力を発揮するためにはある程度の大きさ=太さ、が必要だということを意味しています。
矯正用のワイヤーもその太さの制約からプラスチックで代用することは(今のところは)できません。矯正用のワイヤーは金属(ステンレススチール、ニッケルチタンなど)を用いる以外に仕方がないのです。
そこで、金属色を目立たせなくするために、白い塗料でコーティングするという、実に原始的な方法が考えられました。
ところが、このコーティング、口腔内で使用していると剥離してしまうのです。
個人的には今の工業技術をもってすれば剥離しないコーティングも十分に可能なんじゃないのか??と思ってはいます。例えば今使っているパソコンにあるVAIOのロゴなんかは一ヶ月口腔内で使ったくらいでは剥離しないような気もします。でも、たぶん色々と問題があるんでしょう、おそらくはコスト面での事情なのでしょうが、とにかく、全く剥離しない白いワイヤーというのは今のところ製品化されていないのです(製品化されていないということは当院にもそのようなものはないということです。当院はワイヤーの製造工場ではありませんし、そもそもそのような塗装技術をもちあわせていませんので)

続く
歯列矯正 新座市 ふじみ野市 小平市

ホワイトワイヤー?

なるべく目立たないように矯正治療がしたい!
これは仕方のないことだと思います。裏側矯正、インビザライン、といった矯正装置はそのためにあるのですから。けれど、メリットがあればデメリットも共存するというのが世の常で・・・(後発の方法が従来の方法に比べてメリットが増えるだけであった場合、従来の方法は淘汰されるのです)
裏側矯正、インビザライン、ともに費用が高額になる、治療できる症例が限られる、といった傾向を有しています。そのため、表側矯正が矯正治療の主役の座を他の矯正装置に譲るまでには未だ至っていません。
そこで、表側矯正でもなるべく目立たない治療を実現するために様々な工夫が凝らされてきました。代表的なものは、皆さんも目にしたことがあると思いますが”透明なブラケット”です。セラミックなどの素材でできています。これはもう随分前から使用されていて、最近では金属のブラケットを見かけるほうがむしろ少ないくらいです。
ところが、矯正装置のもう一つの柱であるワイヤー(針金)に関してはなかなか上手くいきません。今日はその辺の話をちょっと詳しくしてみたいと思います。
表側矯正はブラケットと針金を組み合わせて行います。どちらも白い、あるいは透明なものでできれば目立たないのです。ブラケットに関しては金属をセラミックで代用することで白色化に成功しました。ブラケットというのは矯正の針金の弾性力を歯に伝える土台の役目を果たします。例えて言えば・・・・、そうそう、弓矢を想像してください。一般的には弓の部分は木製です。でも、金属でも、ガラスでも、とにかく堅いものなら一応は代用可能ですよね?ところが、弦というのは弾性がなければいけませんからおいそれと代用が出来ないのです。弦を透明にしたいからガラスで作ってください、といっても無理ですよね?
矯正治療の場合には弓がブラケット、矢が歯、弦がワイヤー、という関係になります。ですから、ブラケットというのは極端に言えば、金でも、銀でもセラミックでも、プラスチックでも、成型可能で、ある程度の硬さがあれば実は何でもいいのです。最近では人工サファイヤでできた宝石ブラケット!なんていうのを売り文句にしているものもあります。
・ ・・サファイヤの主成分は酸化アルミニウムです。これはセラミックの主成分でもあります。酸化アルミニウムに不純物として鉄が加わり、緑青色を呈するとサファイヤ(宝石として取引可能なサファイヤ)と呼ばれ、チタンが加わり赤色を呈すとルビーと呼ばれます。つまり、人工的に作った白色のサファイヤなど何の価値もないのですが(普通の鉛筆をダイヤモンド鉛筆といっているようなものですね、鉛筆の芯もダイヤモンドも炭素製??ですから)、それをありがたいと感じるならばそれはそれで個人の自由ですネ、笑)

続く
歯列矯正 川越市 清瀬市 東久留米市